最近、子どもに触れ合う機会が多くふと考えた事について書いていこうと思う。
子どものころは周りの大人は普通に見えていたけれど、
実際はかなりすごい人たちだった事に社会に出て初めて気づいたんだよね。
①両親。
早い人だと18歳くらいで子ども生まれて、小学校に上がるあたりでは25歳?くらいなわけで。
当たり前なんだけどかなりすごいこと。
自分の人間性が正直確立されていない年齢で子どもの人格形成や教育に全力でぶつかっていく。
自分自身の正しさに確信をもって子供に教えたりできる事が自分には出来ないだろうなと思った。
②先生。
大学卒業してすぐに働くわけで、子どもの教育を行うすごい人達。
もっとすごいのがそれぞれ専門性のある得意分野を持っていること。
高校とか特にそうで、生物、物理、化学、数学、英語、体育、国語(古典漢文)、社会、美術、家庭科。
社会に出てそんな知識を持った人間。ましてやそれで飯を食っている人に出くわす機会が全くない。
そんな専門家が同じ建物にいっぱいいるって異常な環境だったなあ。
あと、自己紹介とかでだいたい先生が最初にやると思うんだけど、あんなに専門性のある知識を持っていて、趣味や興味のある事がちゃんとあって夢とかを恥ずかしがることもなく言えちゃうんだよね。
そんな大人たちに囲まれて子供のころ育ったら、いつか自分もこういう大人になれるんだろうなと幻想を抱いてしまうのは無理はないよね。
おそらくこの人達は自分の人間性に自信があったり、人の見本となるような人物だと思っているかといわれると
たぶん答えはNOだと思う。
結局は、自分に与えられた役割から逃れられないためにしかたなくその役割を買って出てくれているのだろう。
覚悟とあきらめ。この二つが大人を大人に見せているのかもしれない。