ワクチン接種の帰りに美術館で開催中の標本展行ってきました。
標本展を見終わって美術館に常設の展示物を見ました。
絵の中に出てきた藍染のカーテンがすごく綺麗で「この藍染、すごくない?俺好きだなあ〜」と誰かに言いたかった。
誰に言えばいい?
1人で来場した自分は感情を共有する相手がいなかった。
良い感情、悪い感情。
共有する、出来る相手がいない。
これこそが不幸なのではと。
桜、道の草木、街道の紫陽花。
綺麗だなあと言って受け止めてくれる相手がいる。
それだけで幸せを感じられる。
自分の中で感情を受け止めてくれる。
どんなに素敵で綺麗なものを見たとしても共有できる相手がいなければ大した価値は無いと思うんです。
辛いね、苦しいね、幸せだね、楽しいね。
それすら皆無です。
生きてる意味を疑う時はいつだって1人の時。
それを見たいんじゃなくて、それを見たことで湧き上がった自分の感情と相手の感情を共有したい。
SNSでは満たされない感情。
誰かと今、繋がれた感覚。
その感覚が欲しいのだと。